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数字と科学から読む音楽

6月です。。

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ヤマハ)1冊でわかるポケット教養シリーズ 数字と科学から読む音楽 ¥1100+税

科学と音楽はこんなに近かった!
科学と音楽の関わりを読み解き 宇宙の真理に迫る

古来より科学者にとって、音階や音律の研究は宇宙の真理を探求することでした。
古代ギリシャの数学者ピュタゴラスは音程や音階の理論を発明し、ドイツの科学者ヨハネス・ケプラーは、惑星の軌道を天文学と音楽理論によって解明しようとしました。

また、ドイツの数学者で博物学者のアタナシウス・キルヒャーは、順列と組み合わせの関係から音階のパターンを導き出そうとしました。
ちなみにキルヒャーは、音楽を「ムジカ・ナトゥラーリス(自然の音楽)」と「ムジカ・アルティフィカーリス(人工の音楽)」に分類したり、「世界の創造の神秘」を表現する楽器を構想したりしています。
 つまり、古来より「音楽は数からできている」と考えられていたのです。

本書は、科学と音楽を横断的に読み解き、音階・音律論から物理学、哲学などを通じて
宇宙の真理に迫っていきます。
音楽と科学の密接で刺激的な関係を知れば、音楽や科学への向き合い方もきっと変わってくるはずです。

〇バッハの曲に隠された「数の秘密」とは?
〇森羅万象に通じた博物学者であり作曲家キルヒャーの思想とは?
〇ドビュッシーやベートーヴェンは、黄金比を意識して作曲していたのか?
〇日本人の美の規範は「黄金比」ではなく「白銀比」にある?
〇音階を突き詰めると「宇宙の裂け目」に行き当たる?

※本書は、2013年12月に刊行した『アインシュタインとヴァイオリン~音楽のなかの科学~』(GTB01089993)(小社刊)を文庫化したものです。

楽譜担当:荻野