カワイ名古屋スタッフブログ
巨匠が贈る新たなレパートリー
またまた台風がきました
今日もです・・・
新刊ピアノ楽譜のご案内
全音)音の海から -12のピアノ作品- 作曲:尾高敦忠先生 ¥1700+税
巨匠・尾高惇忠先生が
「多くの人に弾いてもらいたい」という想いを込めて書いた、
子どもから大人までが演奏することができるピアノ曲集です。
★ 演奏家と未来のピアニストたちへ贈る、新たなレパートリー! ★
http://www.zen-on.co.jp/score/sea_sound/
◎ 作曲者インタヴューより
♪ この曲集を通して何を学び、どんなことを感じてほしいですか?
音楽の流れや、あるいは音のきれいさ・バランス・ハーモニー感です。曲によってそれは変わるもの。だから、それぞれの曲で本当にきれいな音で弾いてほしいっていう思いがあるんです。
「この曲ではこういう風に弾いてほしい」というようなことは僕は思わない。そのかわり、例えば、対位法で書かれている曲なら、音が織り成すハーモニーの変化というものをどこまで感じて弾いてくれるかで、演奏の感じはすごく変わってくるはずですよね。
♪ 楽譜に記された「記号」の解釈についてどうお考えですか?
ダイナミクスに関しては千差万別でいいと思っています。よくp(ピアノ)は「弱い」と日本語にしますが、本当に弱い音というのは滅多にないんです。
小さい音でとても緊張のある音っていうのが求められることが多い。
例えば、この(同曲集:フーガ)出だしもナヨナヨした音ではなく、この細胞(=音)自体が将来的にff(フォルティッシモ)になる可能性を内包した、力強さを持ったp(ピアノ)が欲しいんです。
コンクールでは、演奏家は自分が一番いいと思う解釈で弾いていますが、
「自分の思う音と違う」と感じる時もあれば、「僕は知らなかったけれどそういう風に弾いてくれるとかっこいいじゃない」と思ったことも。
音楽は書き手が50%、あとの50%は演奏家次第だと思っています。
演奏家1人1人が「私はこう確信する」というものを目指してくれると、作曲者っていうのは嬉しいと思いますよ。
♪ ピアノの先生には、どんなレッスンを望みますか?
そうですね。先ほどの解釈の話につなげるとすると、
子どもの「こう弾きたい」を尊重できるといいと思いますね。
それはある種の「芽生え」だから、子どもにも「ここは、私はこうやって弾いた方がいいと思う」というのがあるかもしれない。
先生が思う音と弾き比べつつ《こう弾きたい》を育ててあげるのがいいと思いますよ。
楽譜担当:荻野
今日もです・・・
新刊ピアノ楽譜のご案内
全音)音の海から -12のピアノ作品- 作曲:尾高敦忠先生 ¥1700+税
巨匠・尾高惇忠先生が
「多くの人に弾いてもらいたい」という想いを込めて書いた、
子どもから大人までが演奏することができるピアノ曲集です。
★ 演奏家と未来のピアニストたちへ贈る、新たなレパートリー! ★
http://www.zen-on.co.jp/score/sea_sound/
◎ 作曲者インタヴューより
♪ この曲集を通して何を学び、どんなことを感じてほしいですか?
音楽の流れや、あるいは音のきれいさ・バランス・ハーモニー感です。曲によってそれは変わるもの。だから、それぞれの曲で本当にきれいな音で弾いてほしいっていう思いがあるんです。
「この曲ではこういう風に弾いてほしい」というようなことは僕は思わない。そのかわり、例えば、対位法で書かれている曲なら、音が織り成すハーモニーの変化というものをどこまで感じて弾いてくれるかで、演奏の感じはすごく変わってくるはずですよね。
♪ 楽譜に記された「記号」の解釈についてどうお考えですか?
ダイナミクスに関しては千差万別でいいと思っています。よくp(ピアノ)は「弱い」と日本語にしますが、本当に弱い音というのは滅多にないんです。
小さい音でとても緊張のある音っていうのが求められることが多い。
例えば、この(同曲集:フーガ)出だしもナヨナヨした音ではなく、この細胞(=音)自体が将来的にff(フォルティッシモ)になる可能性を内包した、力強さを持ったp(ピアノ)が欲しいんです。
コンクールでは、演奏家は自分が一番いいと思う解釈で弾いていますが、
「自分の思う音と違う」と感じる時もあれば、「僕は知らなかったけれどそういう風に弾いてくれるとかっこいいじゃない」と思ったことも。
音楽は書き手が50%、あとの50%は演奏家次第だと思っています。
演奏家1人1人が「私はこう確信する」というものを目指してくれると、作曲者っていうのは嬉しいと思いますよ。
♪ ピアノの先生には、どんなレッスンを望みますか?
そうですね。先ほどの解釈の話につなげるとすると、
子どもの「こう弾きたい」を尊重できるといいと思いますね。
それはある種の「芽生え」だから、子どもにも「ここは、私はこうやって弾いた方がいいと思う」というのがあるかもしれない。
先生が思う音と弾き比べつつ《こう弾きたい》を育ててあげるのがいいと思いますよ。
楽譜担当:荻野