カワイピアノ

カワイ名古屋スタッフブログ

美しい音の響きを目指したショパンの演奏法

暖かくなりました・・・春ですねicon01

   おススメ書籍のご案内です。

  
 
 音友)弟子から見たショパン そのピアノ教育法と演奏美学 ¥5800(本体)

     著:ジャン=ジャック・エーゲルディンゲル
     訳:米谷治郎/中島弘二

 ショパンはその時代の最高のピアニストとしてリストと並ぶ存在でした。

また彼は多くの弟子を教え、ピアノ教育には非常に熱心であったと伝えられています。

著者はその弟子たち、および同時代の作曲家、演奏家、そして友人たちの証言をたんねんに集め、かつ詳しく分析を加えてその真偽、内容などを検討し、詳細な解説をほどこして、現代の読者が十全に理解できるように編集したのが本書です。

●技法の基礎
ピアノ技法の定義/毎日の練習で「純粋な」技法を磨こうとする間違った習慣/技法の練習の種類/楽器に要求される性能――ピアノのメーカー/毎日の練習,勉強の仕方と時間/ピアノに向かう姿勢と手の位置/柔軟性ということ/手首と手の柔軟性,指の自在な動き/腕や肘の受身的な役割/タッチの習熱,耳の訓練,アタックの多様性,レガート奏法の重要性/指の個性と独立性/5本の指を独立させる訓練/音階とアルペッジョ,親指の通過,均等性/運指法の原理としての,音の均等性と手の静止/トリルの練習/オクターヴ,重音,和音



  ★ 講座のご案内

  ショパンが残した教則本シリーズ
  「美しい音の響きを目指したショパンの演奏法」

  2015年4月15日(水)10:00~12:00

  講師:関 孝弘先生
  
 ショパン自身が残した教則本の中には、様々な演奏の注意点が書き残されています。
 この教則本の存在は未完に終わったということもあり、あまり知られていません。

 そこに書かれている内容を見ると、
 「音の響かせ方」 「ペダルの踏み方」 「ニュアンスのつけ方」 「運指法」など
 革新的でありながら、基本に忠実であった演奏技法であることがよくわかります。

 ショパンが残そうとした演奏法について、実際の演奏やレッスンにも取り入れやすいように
 今回 モデル演奏者による公開レッスン形式にてお話もしていただきます。

 モデル演奏:椿田和輝さん

 曲目
・ショパン:遺作集より ポロネーズ 嬰ト短調、ノクターン 嬰ハ短調
・ショパン:バラード 第1番

是非 ご来場くださいませ。

楽譜担当:荻野icon01