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ウィーン原典版 ラフマニノフ:前奏曲Op3-2

   新刊楽譜のご案内


¥1400+税
 ニルス・フランケ、ヨヘン・ロイター校註  ニルス・フランケ運指 
 

『前奏曲 嬰ハ短調』作品3-2は、ラフマニノフがモスクワ音楽院を卒業してすぐに書いた、
彼の3作目の前奏曲で、彼のもっとも有名なピアノ独奏曲の一つです。
初演は1892年9月26日モスクワ電気博覧会でのコンサートにて。
その後、急速に世界的に知られるようになり、ラフマニノフの人生においても大きな地位を占めることとなります。
小品としてはクライマックスが情熱的で、ラフマニノフの独創性があらわれています(具体的には、ffのオープニングからpppへの連続、興奮に満ちた中間部、最後の数小節で弔鐘に似た悲しみの鐘打ち、その後音楽が蒸発してしまう感じなど)。
自筆譜と初版を底本としています。
「序文」や、ラフマニノフの録音とコメントに基づいて書かれた「演奏のためのヒント」、巻末の校訂報告を活用することで、作品の理解や演奏に役立てることができるでしょう。

楽譜担当:荻野