カワイピアノ

カワイ名古屋スタッフブログ

ショパンと同時代のパリを生きた・・・ブルクミュラー

7月下旬~8月上旬 
PTNAコンペティションの 地区本選 真っ最中ですね。
そして 8月17日~21日 全国決勝大会ですicon01

  ピアノ界の超ロングセラー「ブルクミュラー」 
     


 音友)ブルクミュラー 25の不思議 ¥1900(本体)

 誰もが知っている超人気ピアノ曲集 『ブルクミュラー 25の練習曲』

   『バイエル』に続く教則本としてピアノ学習者なら誰しも弾く曲集ですが・・・
    その作曲者については、これまでほとんど知られず、関心ももたれてきませんでした。

  
   その不思議を考えるのが本書は、
        この知られざる作曲家の人物や活動、作品を紹介し、

   なぜ日本の多くの出版社がブルクミュラーの楽譜を出版し、
   なぜその多くの曲名がそれぞれ違っているのか、
   日本にどのように伝わり広まったか、
   どのように教えられ演奏されてきたか、
   なぜ『25の練習曲』から紙芝居やダンスが生まれたのか、
   なぜ私たちはこれほどまでにブルクミュラーが好きなのか、

                       を探っていきます。

 
  ブルクミュラー18の練習曲は・・・

    

1858年にフランスで出版されたこの曲集は、
「25の練習曲」に続く第2巻めとなり、より高度な演奏テクニックや表現力が要求されます。
この曲集は、各曲ごとに想定されている楽曲の様式を学び
音色やバランスを感じて響きをつくり、
楽的な表現をさらに深められるものとなっています。
しかし、そうであっても、音楽はブルクミュラー独特の音楽性が失われることなくさらに輝いており、非常にロマンティックで魅力もたっぷりicon22


  ブルクミュラー12の練習曲は・・・     
   
  


1861年にフランスで出版されたこの曲集は、
「25の練習曲」「18の練習曲」に続く第3巻です。
先の2冊に比べると、かなりレベルの高い演奏技術が要求されており、対象も上級icon23
しかし、 「25」や「18」に比べると、テクニック重視な作品ばかりではあるものの、
ブルクミュラー独特の音楽性は随所に生かされています。
いままではタイトルがない練習曲集として知られていましたが、フランス初版楽譜では
各曲にタイトルが付されていたことが分かり、本曲集ではそれを採用しています。
タイトルがあることによって、いままで無味乾燥な練習曲だった作品に 彩りが添えられています。



ピアニスト:佐藤卓史さんによるテクニック講座
       2014年8月27日(水)10:00~12:30

  ピアニスト:佐藤卓史さんミニコンサート
    2014年8月26日(火)17:00~18:30

    ブルクミュラーの作品、シューベルト:即興曲、ソナタ 

      http://shop.kawai.co.jp/nagoya/event/#20140826

   

  
楽譜担当:荻野icon01